船が沈没して意識を失ってたガノンをリンクが見つけて一目惚れ
助けて岸まで行って必死で人工呼吸を施す。
意識が戻ったガノンの頬に触れようとした瞬間、たまたま通りかかった町民にびっくりして逃げるが
海にる戻る時聞こえた「ガノン様!どうなされたんですか!!!」という叫び声に、名前だけは判った。
どうしてもガノンを忘れられないリンクはガノンに近づくため、海底洞窟にあるコタケとコウメの所に行き
人の足にして欲しいと頼みに行く。
「一週間以内に王子様と結ばれないと泡になって消えてしまうよ」
「人間は汚い生き物だ。お前のことなんて忘れているだろうよ。それに絶対に…とは言わないが、雄同志である二人が結ばれる可能性なんて」
コタケとコウメは脅したがリンクの決意は固かった。
「優しい、良い子のお前がいなくなるのは寂しい。」
「せめてその声だけでも置いていっておくれ、伝える手段を持たない事を試練としよう。私たちは人間を信用していないからね。ただ、お前がもし帰ってこれたのならその時は声を返そう。青い鳥もつけよう。」
ゆっくりと頷くと液体の入った小さな小瓶を渡された。
「岸に着いたら飲みなさい、人間は海で呼吸は出来ないからね」
ありがとう、と一言言うとそれから声は出なくなった。
岸に着くとちょうどガノンが、浜辺を散歩していた。
(あ、ぁ…早く、この液体を飲まないと…)
焦る気持ちを抑えて飲み干した瞬間
足に酷い激痛が走り、あまりの痛さに気絶してしまう
(…ガノ…ン……)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目を覚ますとベッドの上にいた。
(ここは…?)
ぼやけた視界でゆっくり周りを見回すと男がいた。
「…気がついたか。ここはハイラル城だ。わかるか?」
赤い髪に、日焼けた肌…
少しづつハッキリとしていく。
ようやく気づいた。
(ガノン…!ガノンだ!あぁ、僕、あの日の人魚だよ!…あ、れ?ぁ…そうか…声…)
くるくると変わる表情にガノンは首を傾げる
「お前、もしかして喋れないのか?」
ハッ、と気づいたようにガノンを見つめるとリンクは小さく頷いた。
「…字は書けるか?」
今度は首を横に振った。
せめて名前だけでもわかってほしい…そう思い、リンクは自分を指差し
声の出ない口で名前を言った。
怪訝な顔でガノンは見ていたが、ようやく意味を理解し
口をじっと見る
「い、んる…?…」
違う、と言いたげにリンクは首を横に振る
どれだけ時間が経っただろう
それでも二人は諦めなかった。
「き…も違うのか。り?そうか。…ん、く…リンクと言う名前なのか?」
リンクが頷く。
「リンクと言う名なのだな。やけに時間のかかる自己紹介だったな。こんなのは初めてだ。」
そう言ってガノンが笑う
リンクも笑った。
………………………………
こんな感じで砂糖を吐きそうな位甘ったるいのを考えておりました。
誰だ貴様ら!と叫びたくなるような内容…
なにやってんだ自分…頭の中パラダイスにも程がある…!!!
見た人は正直すごいと思う…

人間の足もいいけどたまにお魚さんの足の真似っ子するリンク萌え!
可愛いリンクにたじたじ(?)なガノン様…良い!!